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農業生産法人(資)あぐり丹波

設立日記(苺が出来るまで)
このページでは、農業生産法人(資)あぐり丹波を設立し苺が出来るまでのエピソードを紹介します。 
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99/10/某日  とある会社の社長が、とある会社の社員にそそのかされる。
 苺が儲かると言う事で営業に来ていた,とある会社の社員(この社員は、のちのち当社の社員になる)が、とある養液栽培のシステムを見に行きましょうと、言ったところまんまととある会社の社長(この人ものちのち当社の社員になる)が、口車に乗せられてわざわざ観光バスを手配し40人もの農家を引き連れて徳島まで行く事となる。


99/11/某日  徳島県視察
 徳島県の川島町へ視察に行き,とある苺の養液栽培のシステムを見た。帰りの車中で、社長は、一生懸命農家を引き込もうとしたが、年齢と経済的事情により導入する農家は、いなかった。


00/01/某日  とある会社の社長が、苺を作る事を決める
 
農家がやらない為,とある会社の社長が、養液栽培のシステムを導入し苺の生産をすることを決断した。(この決断は、夏場に地獄を見た。)


00/02/   法人設立準備
 
社長は、親会社の役員会で役員さんをなだめ、説得し何とか法人設立のゴーサインが出る.しかしただの法人ではなく、農業生産法人と言う事で、法務局と自宅又、会社への往復、それと農地の選択で大変な事となってしまいました。


00/03       ついに法人設立と思いきや・・・・
 農地も決まり、農業委員会からの承諾も頂き、これで栄えて農業生産法人(資)あぐり丹波の設立と思いきや、親会社の家主さん(町役場)からクレームがっ・・・  (・_・?)なんと、「会社の住所が一緒なのは非常にまずい」 だってぇー(T_T)急いで住所変更する為に、法務局へ。法務局のお兄さん、3日前に法人登記を済ましたばかりの会社がすぐに住所変更する為ちょっと変な顔してました。(?_?;)

00/03   愛媛県に視察及びイチゴ苗の段取りに行く
 
愛媛県に同じイチゴの養液栽培システムを導入している農家さんがいるとのことで、視察と、イチゴの苗を作ってもらう様にお願いに行きました。その農家さんとは初対面になる為に養液栽培をお世話になるメーカーさんに一緒に行ってもらって紹介してもらい日帰りする段取りでした。ところが到着して話をはじめる前から、机の上に鉄板がありスペアリブが焼かれています。その隣にビールも置いてありました。日帰りする予定だった為にとまる準備は、当然していません。同行していたある会社の営業マンの財布の中は、3000円しか入っていません。どうしようかと迷っていましたが、せっかく用意して頂いているのに断っては、申し訳ないし、目の前の美味しそうなスペアリブの誘惑にも負けて泊まることになりました。
 視察の方ですが、実際に栽培されたイチゴを食べさせてもらいましたが、すごく美味しくてこんなイチゴが作れる様にがんばろうと思いました。


00/04        ビニールハウス建設の為業者選定
 なんと言っても初めて農業をする為当然ハウスを建てるのも初めてです。沢山の業者が見積もりに殺到し相見積もりとなった。価格とアフターフォローを考えて地元の業者さんにお願いする事にしました。当然の事ながら暖房機や炭酸ガス発生器もその業者さんにお願いする事となりました。


00/05        Sくん終にあぐり丹波へ
 何とか、法人設立を終え、ほっとする間も無く、従業員の問題が出てまいりました。誰にするか?大体検討は付けていたものの、やはり最終的には本人の承諾が要ります。そこで、つらつらと数字を書き並べて「これだけ儲かります、僕なら絶対します」と言っていた、とある会社の営業マンSを「それだけ言うのなら自分でやってみろ」と言う事で会社の従業員にしてしまいました。ほんとにこんな単純な事で良い苺が出来るのでしょうか?農業の素人集団で出来た会社、あぐり丹波は果たしてうまく会社運営できるのでしょうか?すごく不安・・・・


00/05        S君愛媛に研修?
 
何も知らない素人農家の集団のあぐり丹波は無け無しのお金を使って、S君を同じシステムを使って苺を栽培している愛媛県の農家さんにおよそ10日間の研修に行かせる事にしました。研修後会社に出社してきたS君に成果を聞くと「スッポンがうまかったです。」と言った。君は、苺栽培の研修に行ったのでは、なかったのか?出張費が無駄に!!


00/06   ビニールハウス着工しかし・・・
 
早くに着工したかったのですが、地主さんが、堆肥(牛のウンコ)をどけてくれなかったので、辺り一面にいい匂いが漂い着工が遅れてしまいました。そして、農業用用水路からの水漏れで圃場が沼のようになってしまいました。しかも水抜の為にあるアンキョウも全く機能せず排水の為にと、業者さんにユンボで、溝を掘ってもらいましたが、これがまたグニャグニャ.このさきどうなることか・・・


00/06   カラオケボックス到着
 苺畑とカラオケボックスがどう関係あるのでしょう?それは、社長がカラオケ好きだからです。ではなくて、作業小屋と事務所にするためです。ところが、設置は、大変な事になりまして、普通のレッカー車で簡単に設置できるところが、カラオケボックスの重い事。クレーン車を出動させて一日がかりの設置となりました。おまけに当日は、大変な大雨で、業者のお兄ちゃんは、ぶちきれて大変怖かった・・・・お兄ちゃんその節は、おせわになりました。


00/07/20  苺苗引取り(愛媛県に行く)
 愛媛県の農家さんに頼んでいた苺の苗を引き取りにいきました。13,000本もあり(これでも半分くらいですが)4人がかりで積み込みに4時間かかりました。4t車2台満載でした。朝の4時に出発し夕方の6時に帰ってきました4人とも疲労こんぱいの為積み下ろしは、急きょ助っ人を呼ぶ事に・・・結局8人で苗を下ろしました。後のビールは、最高にうまかった。


00/07    高設ベット着工  
 
苺の高設栽培の為のベット工事が始まりました。2,300本ものパイプを全て人力で打ち込まなければなりません。ハウスの広さは、30メートル×100メートルもあります。おまけに施工業者の都合によりビニールハウスは、すでに被覆されてありました。この中は、命のあるものは、決して入っては、ならないような高温亜熱帯地域でした。施工業者の話では、逆に寒冷紗(ビニールハウス内に張る黒い布のようなもの)を張れば外気温よりも涼しいと言っていたのに・・・・  地獄のような毎日でした。


00/08        苺の苗が・・・・
 
愛媛から持って帰ってきた13,000本の苺の苗が見る見る間に茶色くなってしまいました。高温等の悪条件が重なり病気にかかったのでした。素人農業集団の為に対処方法も後手後手になりたくさん枯らしてしまいました。このままでは、苗が足りません。どうしよう・・・・


00/08   高設ベット工事に追われる毎日
 
足らない分の苺の苗を心配しながらも9月の中旬には、苗を定植しなければならず高設ベットの工事も早く終わらせなければなりません。パートさんに来てもらい休みの日には、いろんな人たちに協力してもらい暑いために朝の3時から工事をする日もありました。お日様が昇ると急激に温度が上昇し滝の様に汗が流れてきます。1時間仕事を続けることが辛こと・・・・
ちなみに1日に3`は、確実にやせていました。これじゃダイエット学院やんけぇ〜


00/09     土入れの後の無言の行
 
高設ベット工事も終わりに近づきベットにも土を入れ始めました。この後土を湿らせる為に水をかけなければならないのですが、一筋やり終えるのに一番最初は、2人で4時間かかりました。仕事に慣れてきても2時間以上かかりました。ちなみにベットは、50メーターの長さで45列もあります。計算すると水掛だけで100時間です。早く済ます方法を色々考えましたが、結局地道にするしかなかったのです。水を掛ける作業は、まるで無言の修行をしている様でした。


00/09   枯れてしまった苗の手配
 
無言の行もさる事ながら枯れてしまった苗を補う為に何処からか手配しなければなりません。しかし定植直前と言う時期と今年の暑さのため苗が不足している農家さんも多くなかなか段取りが出来ません.。高設栽培システムのメーカーさんに頼んでみる事にしました。(半分脅す様に・・・)


00/09   メーカーさんから連絡が・・・・
 
メーカーさんより待望の連絡が入り苗の段取りがついたとのこと。苗のある場所を聞くとなんと愛媛県。以前苺栽培システムを視察に行った際にスペアリブをご馳走していただいた農家さんでした.。今回は、苗を積んで帰るために日帰りしなければなりません。行った時に鉄板とビールがおいていない事を願っています。そのほか地元の農家さんにも分けてもらえる事にもなりました。


00/09      苗の引き取り(愛媛県に行く)
 高設栽培のメーカーさんの紹介により6500本の苗(さちのか)を引き取りにまたまた愛媛県に行きました。分けていただく農家さんにも手伝っていただき思っていたより短時間で積みこみが終わりました。終わってから今回は、鉄板は、置いていませんでしたが、ビールを進められました。次の日に積みこんだ苗を定植する予定になっていたので、丁重にお断りして帰りました。農家さんとのの話の中で、今年は、育苗が難しかった様で周辺の農家さんも苗が足りない方も要るとのことでした。育苗の難しさを実感した1日でした。それにしても愛媛県への日帰りは、疲れます。


00/09   無事定植終了と思ったのに
 前日に引き取った苗を早朝より定植しました。イチゴの苗は、実が外側につくように定植しなければなりません。
その為には、苗の向きを間違えない様に注意して植なければなりません。定植前にパートさん達に説明し定植したのですが、時間は非常に早く済みましたが、定植した苗を注意深く見てみると向きがばらばらで東西南北いろんな方向を向いていました。直せるところは、直しましたが、6500本全てを見るのは到底不可能です。後は、神様のみぞしるということです。後の定植のときには、間違えない様にもっとしっかり説明しなければ・・・


00/09   段取り通には、いかないもので
 上記の様にやっと3分の1の定植が終わりましたがその他のところは、まだ工事中のところもあり定植するには、至らず工事の方を全部済ましてしまおうと思っていました。例によって無言の行に入っているときハウスに人が入ってきました。2500本の苗(きぬあま)を分けていただく農家さんです。その日は、天気が悪く仕事がなかったようで苗を持って手伝いに来てくれたのです。あり難いようなそうでないような・・・ 慌てて工事のすんでいるところに定植する準備にとりかかりなんとか終了しましたが、こんなに行き当たりばったりで良いのでしょうか
 何とかハウス内の工事も全部終了し後半分定植が残っています。今回定植する苗(とよのか)は、苗の専門業者に頼んでいました。納品してもらう日に工事も間に合って確認の電話を入れたところ育苗している場所の天候が悪く(台風が来ていました)納期が遅れなおかつ少しずつしか納品できないとのこと本当に段取り通りには、いかないもんです。


00/09/中旬  花が咲いたのに・・・
 近所の農家さんに分けていただいた苗に花が咲いているのを見つけました。この時期に花をつけているので早い時期にイチゴがなるのではと思いましたが、まだ株(苗)が大きくなっていないのでろくなイチゴにならないこの時期の花は、摘み取ってしまうとの事。10月の中旬以降の花から残すようにしました。


00/09/下旬  定植終了
 予定より10日程遅れましたが、いろんな人にお世話になり全部の定植が終わりました。はじめに定植した苗ほどひどくは、ないもののたまに反対向きの苗もありますが後は、順調に育ってくれる様に祈ります。


00/10     苗に元気がない
 9月下旬に定植したとよのかの苗は、土のついていない苗でしたので、なかなか土になじまず、お日様が、当たるとしおれたようにふにゃふにゃになります。早く定植した場所に根をおろす様に寒冷紗(日差しを和らげるもの)をハウスにはりました。初めてのイチゴ栽培の為、元気のないまま枯れてしまうのでは、ないかと心配しましたが、日を追うごとに元気になりシャキッとしてきました。


00/10        葉っぱの裏に白い粉のようなものがつく
 
10月上旬のある日元気になり始めたとよのかの苗を眺めていると葉っぱの裏に白い粉のようなものがついていました。多分うどんこ病だとは思いつつも初めての事ですので確かめる為に近所の農家さんのところにききに行きました。(病気では、ないことを祈りながら・・・)


00/10     やっぱりうどんこ病そして大発生
 
農家さんの話によると完全なうどんこ病との事。早急に消毒しないとすぐにハウス全体に広がるとも言っていました。消毒する薬の事も教えてもらい我がハウスに戻りもう一度葉っぱの裏を良く見てみると他の苗にもうどんこ病が感染しています。イチゴを収穫する前には、直さなくては、良いイチゴが出来ませんし、イチゴが実をつけ始めたら消毒も出来ない為すぐに消毒する事にしました。


00/10     消毒は、したものの 
 
消毒は、したもののはじめは、薬が効いているかどうかがわかりませんでした。近所の農家さんの話では、消えてもまだ出てくるとの事治まるまでまでは、1週間に1度くらいで消毒を続けるとの事。その通りにして11月の上旬には、収まりました。あーよかった。


00/10/下旬  本当の開花
 
この頃からきぬあまの株全体的につぼみが上がり始めました。多くは、ありませんが花もつけていました。2割ぐらい開花すればミツバチを搬入します。このころの写真が、ホームに載っている写真です。


00/11/03   ミツバチ搬入
 
ミツバチを搬入しました。いろいろと注意事項を聞いて蜂の性質についても勉強さしてもらいました。1番耳に残っているのは、たまに刺される人がいるとの事。さされても葉っぱの裏でこすれば大丈夫だそうですがやっぱり痛いでしょうからハウスの中に出入りする人たちには、巣箱を刺激しない様にしてもらわなければいけません。

 

 
 

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